IT業界というと理系のイメージがありますが、企業は出身学部が文系か理系かどうかはあまり重視していません。
新卒の場合、実務経験は出身大学や学部などポテンシャルから判断しますが、転職の場合は経験やスキルが重視されます。
そのため、新卒採用に比べて文系か理系かどうかは、転職では特に重大なことではありません。
エンジニアなどはクライアントと頻繁にやり取りを行う必要があるので、コミュニケーションスキルの高さや営業経験などは文系の方が有利になることもあるでしょう。
そもそも理系にも様々な分野に分かれており、IT業界で活かせる知識は情報系が中心なので、情報系以外の学科ではIT業界に関連する知識は深く学ばないケースが多いです。
このことから理系との差はほとんどなく、文系だから転職が不利ということにはなりません。
ただし、AIなど専門的なエンジニアは理系でないと厳しい部分があるので、文系に有利な分野や職種の選択が求められます。
IT業界では様々な職種があり、Webデザイナーのようなセンスや感性が重視される職種は文系でも働くことができます。
また、他にも文系でも転職可能な職種はいくつもあります。
例えば、システムエンジニアはクライアントが本当に求めている要望を分析し、資料にまとめたり、最適なシステムを考えたりする力が必要です。
つまり、分析力や文章作成能力などのスキルが求められるのです。
文系はそれらのスキルがすでに身に付いている傾向があります。
また、クライアントとやり取りする機会も多いので、コミュニケーション能力も重視されます。
開発だけではなく、IT業界にも営業や人事、管理職などの人材も必要不可欠です。
これらの仕事に必要な知識は一般業界と大きく変わりません。
営業や人事、マネジメントの経験やスキルをしっかりアピールできれば、難なく転職できるでしょう。
ただ、いずれにしてもIT業界の知識がないと不利なので、スクールやセミナーを活用して事前知識を持つことも大切です。
業界知識を持っていることをアピールできれば、転職はより有利になります。
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